住んで分かった!フランス生活で気づいた6つの事
こんにちは。日本での2ヶ月半の一時帰国を終えて、フランスに移住して3週間が過ぎました。今はリヨンの郊外で、夫の家族(兄と母)と一時的に同居中です。ここまでのフランス生活で気付いた事をまとめます。
食事が質素
フランス人の食事は日本と比べてとても質素です。主食はパン。彼らは朝昼晩、パンを食べてます。
朝食はコーヒーとパンで軽く済ませます。ジャムを塗ったパンや、スーパーの安売りのクロワッサン、パンオショコラなど。基本的に朝ごはん=甘いです。日本と違って、朝に塩辛い食べ物を食べたり、料理をするという習慣はない様です。
昼食もほぼ同様で、果物やチーズなど朝ごはんよりボリュームが増え、食事っぽくなります。夕食はサラダ、パン、チーズなど。たまにスープやオーブン料理などの一品が登場します。その時は一品を食べた後で、パンやチーズを食べます。食事が終わったら休憩なしに速攻デザートを食べます。
平日はこんな感じで、食事を作るというよりは、家にあるものをより合わせて食べる、スナックの様な印象です。なので、普段の食事の支度は5分、かかっても10分くらい。でも夕食を囲む時間はしっかり1時間以上で、食事中も食後もずっとおしゃべりをしてます。
週末になると、料理をする機会が一気に増えます。ピザやクレープを作ったり、地域や季節ごとの家庭料理が登場します。
食器を使わない
フランス人は普段の食事では食器を極力使いません。ペーパーナプキンがお皿代わり。ほぼ手で食べるので、カトラリーも最小限です。確かに、お皿やフォークがなくてもパンやチーズは食べられます。果物も、お皿に盛り付けず、シンクで皮を剥きながらそのまま立って食べます。
最初は「お皿を使わないなんて怠け者だな〜」と思ってましたが、シンクの洗い物が圧倒的に少ないのを見て、彼らなりの時短術なんだと感心しました。最近は私もできる限りペーパーナプキンを使う様にしています。
水が硬い
日本の水道水は軟水ですが、フランスは硬水です。水道水をコップに注ぐと、ミネラルの結晶が入っていることも。滞在先の湯沸かしポットには結晶がびっしり。健康に害はないので、そのまま飲むことはできますが、フィルターでろ過した水やミネラルウォーターを飲むのが一派的です。
長期的にはマイナス面もあるようで、配管が詰まったり、洗濯機の故障にもつながるそうです。
服がシンプル(黒が多い)
ある日近所のスーパーで、周りを見ていて気づいたのが、みんな服が黒。老若男女、ほぼほぼ皆黒っぽいアウター。私だけ赤いダウン。シンドラーのリストの赤い服の少女を思い出しました。
フランスのファッションルールなのか。そもそも冬だから色の選択肢が少ないのか。おしゃれしてる人ほど全身黒だったりするので、黒=おしゃれ説が有力かと思います。真相は謎ですが、いつか誰かに聞いてみます。
スーパーのレジがゆっくり
レジカウンターでスタッフがいるのは10カ所中半分ぐらい。朝など混雑時以外でも、レジ前には列ができていて、待つのは当たり前。夫に理由を聞いてみると、「そもそも急ぐ必要がない」と「人件費削減」という予測でした。
確かに、お客も苛立つ様子もないし、空いているカウンターのスタッフも率先して、「お次のお客様〜」なんて呼ぶこともなし。パリとか中心地の小さい店舗ではもっとセカセカしてるのかな?
一方で人件費削減のおかげで商品の値段がお手頃かもしれません。日本はサービスの質を落とさないために人を十分雇い、その分商品の値段も上がる。
日本でトイレが綺麗なのも、新幹線が頻繁に来るのも値段に反映しているはず。そう思うと、日本ではサービスへの出費が多そうですね。
治安の心配
最近ヨーロッパに来たと実感した出来事がありました。夫と義兄とスーパーに行った時のこと。車を駐めて、私がジャケットを車内に置いたままにしようとすると、義兄がトランクに移動しました。盗難防止のため「目に見える所に物を置かない方がいい」とのこと。
そう言えば、今年初めに義兄の車が家の前で燃やされたと聞きました。平和な住宅街に見えますが、やはりフランスは危険と隣り合わせ。私自身、注意しているつもりでしたが、平和ボケしてました。
以上、これまでの気づきでした。まだまだツッコミどころ満載のフランス生活。またネタが溜まったら書きます。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。